右京君の言葉に、あたしは固まった。
「高校の時からずっと。
今も続いてるんだ…」
隆治が、寝言であたしを呼んでいた…?
今も…?
ど、うして…?
「俺さ、てっきり昔飼ってた犬とか猫の名前を呼んでるのかと思ってたんだ。
ペットロスで苦しむ人も世の中にはいるだろ?
なんか、あんまり触れちゃいけないのかと思って、アイツに特に聞いたことはなかったんだ…」
犬とか猫って…。
あたしの名前って、そう聞こえる?
うーむ。なんか複雑。
「でも、あんたの名前が“すず”って聞いて、かなりビックリしたんだ。
そうか。女の名前かって」
「うーん。でも、それだけでどうして、あたしが長谷川君の元カノだって思うの?」
たまたま同じ名前だってことも、充分考えられるはず。
決め付けるには、まだまだ証拠不十分だと思うけど。
「俺がそう感じるのはさ…」
「ん?」
「あんたのその顔だよ…」
「高校の時からずっと。
今も続いてるんだ…」
隆治が、寝言であたしを呼んでいた…?
今も…?
ど、うして…?
「俺さ、てっきり昔飼ってた犬とか猫の名前を呼んでるのかと思ってたんだ。
ペットロスで苦しむ人も世の中にはいるだろ?
なんか、あんまり触れちゃいけないのかと思って、アイツに特に聞いたことはなかったんだ…」
犬とか猫って…。
あたしの名前って、そう聞こえる?
うーむ。なんか複雑。
「でも、あんたの名前が“すず”って聞いて、かなりビックリしたんだ。
そうか。女の名前かって」
「うーん。でも、それだけでどうして、あたしが長谷川君の元カノだって思うの?」
たまたま同じ名前だってことも、充分考えられるはず。
決め付けるには、まだまだ証拠不十分だと思うけど。
「俺がそう感じるのはさ…」
「ん?」
「あんたのその顔だよ…」