ずっと、ずっと。



後悔していた。



あの日の隆治に何も出来なかった自分を。



あと数日で会えるから、と。



それしか言えなかった自分を。



隆治の危ういほどの脆さや弱さを。



誰よりもわかっていたはずなのに。



支えになれていると、信じて疑わなかった。



でも、そんなの。



思い上がりだった。



油断しちゃいけなかったの。



近くにいないのだから。



もっと慎重にならなきゃいけなかったんだ…。