それからの毎日は、ただひたすらに勉強を頑張った。


寝る前に必ずする隆治との電話と、時々送られて来るひどく短いメールだけが、今のあたしの心の支えだった。


隆治も新しい学校に次第に慣れて来たようで、男友達が数人出来たそうだ。


しばらくすると、案の定女子数名に告白されたようだけど、彼女がいるからって断ったよと言ってくれた。


隆治に彼女がいるという噂は、その女の子達の口から瞬く間に広がり、誰も隆治にアプローチして来なくなったと、隆治は笑っていた。


とりあえず、あたしはそれを聞いて安心した。


そんな二学期はあっと言う間に過ぎて、気がつけば冬休みに突入していた。