え…?


「亡くなった…?」


あたしの問いに、母さんがコクンと頷く。


「嘘…でしょ?」


信じられない。


だって、あんなに元気そうだったのに。


「あたし、昨日も会ったよ。

普通に話したよ。

おじいちゃん、すごく元気だったよ。

どうして?

どうして亡くなったの?

なんで?」


まさか、事故とか?


母さんが目に涙を溜めている。


「おじいちゃんいつも早起きなのに、今朝は起きて来ないからおかしいなって思って、隆治君がおじいちゃんの部屋に行ったんだって。

そしたら…。


息をしてなかったんだって…」


「……っ。

そんな…」


「隆治君、どうしていいかわからずに、近所の木下さんの家に駆け込んだそうなの。

うちには木下のおばあちゃんから電話があったの…」


おじいちゃん…!