今日から学年末試験が始まった。
土日も挟むけど、合計5日間の日程だ。
隆治とは、行きのフェリーで問題を出し合ったり、不安なところをもう一度繰り返し暗記したりした。
隆治の集中力はすごかった。
勉強のやり方がわかっていなかっただけで、本当は頭が良いのかもしれない。
一日目の試験が終わると、隆治はあたしの席に一目散に走って来た。
「すず!お前すげぇな。
お前が言ってたとこ、ほぼ出たな」
「どう?出来た?」
「おう。バッチリだった。
やべぇ、俺。急に成績上がるんじゃねぇの?」
嬉しそうに目を細めて笑う隆治。
あたしはクスッと笑った。
土日も挟むけど、合計5日間の日程だ。
隆治とは、行きのフェリーで問題を出し合ったり、不安なところをもう一度繰り返し暗記したりした。
隆治の集中力はすごかった。
勉強のやり方がわかっていなかっただけで、本当は頭が良いのかもしれない。
一日目の試験が終わると、隆治はあたしの席に一目散に走って来た。
「すず!お前すげぇな。
お前が言ってたとこ、ほぼ出たな」
「どう?出来た?」
「おう。バッチリだった。
やべぇ、俺。急に成績上がるんじゃねぇの?」
嬉しそうに目を細めて笑う隆治。
あたしはクスッと笑った。