「私達、先に帰ってるね。

久しぶりの再会だし、ゆっくりしなよー」


そう言ってマキが立ち上がる。


「ちょっ、何言ってるのよ!あたしはマキと友子に会いに来てんのよ!」


「明後日また会うじゃーん」


「そ、そりゃそうだけど…」


それとこれとは…。


「じゃあこれ、カラオケの代金ね」


そう言って、二人が机にお金を置く。


「すず。またね。

田村、頑張りなよっ」


ニッコリ笑って手を振ると、二人はあっと言う間に部屋を出て行ってしまった。


取り残されたあたしと田村。


き、気まずいんですけどーーー!