15班member side







莉緒が寝てしまいつまらなくなった彼ら








不貞寝してしまった彼女を彼らは優しく見守る






班決めの時の彼女を思い出し少し顔を歪めた彼ら






狂ったように発狂する彼女の心を







救ってやりたいとは思うものの







どうすればいいか分からない彼らだった







由「ねぇ、莉緒の幸せって叶わないのかしら?」
流「そもそもこいつの幸せって何だよ?」







と流惟の一言により沈黙が走る







すると1人はさも当たり前という顔をして言った







時「んなの、思い出を作ることだろ。家族や友達。自分の周りの人間と笑い合うことがこいつは嬉しいんだよ。」







それに便乗した彼も言った







岺「僕たちにとっては当たり前かもしれないけど莉緒には大切なことなんだよ。会話を交わすだけでもね。」







彼がここまで優しい顔をするのはきっと莉緒の魅力なんだとここにいる全員が思った







玲「いっぱい思い出作らなきゃね。全てを忘れてしまうくらい。」







そうだね。と彼らは頷く






時「莉緒.......」







そんな中、彼1人は愛おしそうに彼女を見つめるのであった