それから数週間が経ちまして
時雨の傷も治り、明日から修学旅行となった
月日というものは早いよ全く
それからあたしは過去を話した
小学生の時にいじめにあったことを
親がいないから
行事に来ないから
役員を押し付けるから
何考えてるか分からないから
冷たいから
なんて理由は数知れず
実際小学生の頭で具体的な動機なんてこんなもんだと思う
気に入らなかった
理由なんて今も昔も変わらない
ムカつけば殴るし蹴る
逆らえば仲間はずれ
褒められれば蔑む
そんな毎日に光をくれたのは
パパの手紙だった
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