改めて互いに顔を合わせてその姿を目に焼き付ける。
「目的を達成しよう。」
貴未の声に皆が頷いた。
「カルサ。」
貴未から誘われカルサは表情で何かと問う。
すると貴未はおもいきりの笑顔を浮かべ、カルサだけでなく全員と目を合わせその手を前へ差し出した。
促され次々と手が出されて円陣になる。
ふつふつと湧き上がってくる感情はいろんなものを含んで実に複雑だ。
緊張もある、不安もある、恐怖だってある、でも一番に感じるのは複合的な興奮だった。
さあ、行こう。
そんな思いで大きく息を吸い、貴未は声を出した。
「生きて、生きてまたオフカルスで会おう!」
言葉に力が入るのはどうしようもない位の感情の揺さぶりだ。
それに答え賛同の声が言葉は違えど全員から発せられた。
最後の言葉をカルサから放たれる、その時をそのまま待っている。
何を言おうか、しかし一つしか浮かばなかった。
「行くぞ!!」
「おお!!!!」
そしてマチェリラは白竜の姿になり一同を背に乗せてその場から飛び立った。
この瞬間、最後の戦いが幕を開けたのだ。
御劔 光の風 <運命の歯車> 了
「目的を達成しよう。」
貴未の声に皆が頷いた。
「カルサ。」
貴未から誘われカルサは表情で何かと問う。
すると貴未はおもいきりの笑顔を浮かべ、カルサだけでなく全員と目を合わせその手を前へ差し出した。
促され次々と手が出されて円陣になる。
ふつふつと湧き上がってくる感情はいろんなものを含んで実に複雑だ。
緊張もある、不安もある、恐怖だってある、でも一番に感じるのは複合的な興奮だった。
さあ、行こう。
そんな思いで大きく息を吸い、貴未は声を出した。
「生きて、生きてまたオフカルスで会おう!」
言葉に力が入るのはどうしようもない位の感情の揺さぶりだ。
それに答え賛同の声が言葉は違えど全員から発せられた。
最後の言葉をカルサから放たれる、その時をそのまま待っている。
何を言おうか、しかし一つしか浮かばなかった。
「行くぞ!!」
「おお!!!!」
そしてマチェリラは白竜の姿になり一同を背に乗せてその場から飛び立った。
この瞬間、最後の戦いが幕を開けたのだ。
御劔 光の風 <運命の歯車> 了