その真剣な眼差しに応えるべく瑛琳は身体体を向け直し、少し身を屈めて口を開いた。
「お任せください。」
そうして瑛琳は一瞬にして姿を消した。
それを確認した二人は互いに顔を合わせ頷くと、カルサが先に足を踏み出し目的の場所へと走りだし千羅もそれに続く。
二人はリュナを捜すために再び動きだしたのだ。
時を同じくして、城門を突破された爆発音はリュナの耳にも届いていた。
「リュナ様!!」
大きな爆発音と大気の揺れに危機感を覚えたレプリカは思わずリュナをかばって伏せた。
地面に伏せたままの二人の耳に遠くのある闘志のぶつかる声が聞こえてくる。
レプリカは身体を起こして辺りの様子を伺った。
「城内に魔物が侵入したんだわ。」
緊迫した声は思わず囁きになってしまう。
手元でリュナがうめき声をあげ、レプリカはすぐに彼女を労わった。
「リュナ様!お怪我は有りませんか?」
リュナは頭を抱えながらゆっくりと身体を起こす。
さっきまでの雰囲気とは違い、リュナの顔つきもしっかりとしてどうやら意識もはっきりしているようだ。
「大丈夫。あれ?私どうしてここに…。」
リュナの声を遮るように、また闘志に満ちた声が辺りを包む。ただならぬ雰囲気にリュナは本能的に立ち上がった。
「何?何があったの!?」
「魔物の襲撃です。おそらく城門を突破されたのかと。」
「お任せください。」
そうして瑛琳は一瞬にして姿を消した。
それを確認した二人は互いに顔を合わせ頷くと、カルサが先に足を踏み出し目的の場所へと走りだし千羅もそれに続く。
二人はリュナを捜すために再び動きだしたのだ。
時を同じくして、城門を突破された爆発音はリュナの耳にも届いていた。
「リュナ様!!」
大きな爆発音と大気の揺れに危機感を覚えたレプリカは思わずリュナをかばって伏せた。
地面に伏せたままの二人の耳に遠くのある闘志のぶつかる声が聞こえてくる。
レプリカは身体を起こして辺りの様子を伺った。
「城内に魔物が侵入したんだわ。」
緊迫した声は思わず囁きになってしまう。
手元でリュナがうめき声をあげ、レプリカはすぐに彼女を労わった。
「リュナ様!お怪我は有りませんか?」
リュナは頭を抱えながらゆっくりと身体を起こす。
さっきまでの雰囲気とは違い、リュナの顔つきもしっかりとしてどうやら意識もはっきりしているようだ。
「大丈夫。あれ?私どうしてここに…。」
リュナの声を遮るように、また闘志に満ちた声が辺りを包む。ただならぬ雰囲気にリュナは本能的に立ち上がった。
「何?何があったの!?」
「魔物の襲撃です。おそらく城門を突破されたのかと。」