「珍しいな、聖があんな場所に来るなんて。」
少し楽しそうに声を弾ませてサルスが話し始める。
どうやら色々考えた結果に予想外の出来事が面白くなったようだった。
「ちょっと用があってな。たまには俺も仕事しとる姿見せとかなあかんやろ。」
「はは。俺もダシに使われたか。」
「…そうやない。」
いつものように振る舞ってもやはり聖の様子は違うように感じる。
何かあったのだろうか、気にはなりながらも聖の口は重たいようでなかなか話そうとはしなかった。
しかし待ってやる時間も無さそうだ。
「要件は?」
実際余裕はないサルスは申し訳ないが急かすように本題に突き進もうとする。
それを察した聖も眉を寄せて口を開いた。
「…カルサは何でおらんねや?」
「カルサ?」
思わぬ質問にサルスの足が止まり聖の方を振り向いた。
いないから探しているにしては少し思いつめたような様子にまたサルスは疑問符を浮かべる。
問いてみてもまたはぐらかされるのだろうと思いサルスは質問に答えることにした。
「ナルの所に行くと言っていたが詳しくは聞いていない。席を外すのは朝だけらしいが。」
確かな答えが得られずに聖は黙り込んでしまう。
少し楽しそうに声を弾ませてサルスが話し始める。
どうやら色々考えた結果に予想外の出来事が面白くなったようだった。
「ちょっと用があってな。たまには俺も仕事しとる姿見せとかなあかんやろ。」
「はは。俺もダシに使われたか。」
「…そうやない。」
いつものように振る舞ってもやはり聖の様子は違うように感じる。
何かあったのだろうか、気にはなりながらも聖の口は重たいようでなかなか話そうとはしなかった。
しかし待ってやる時間も無さそうだ。
「要件は?」
実際余裕はないサルスは申し訳ないが急かすように本題に突き進もうとする。
それを察した聖も眉を寄せて口を開いた。
「…カルサは何でおらんねや?」
「カルサ?」
思わぬ質問にサルスの足が止まり聖の方を振り向いた。
いないから探しているにしては少し思いつめたような様子にまたサルスは疑問符を浮かべる。
問いてみてもまたはぐらかされるのだろうと思いサルスは質問に答えることにした。
「ナルの所に行くと言っていたが詳しくは聞いていない。席を外すのは朝だけらしいが。」
確かな答えが得られずに聖は黙り込んでしまう。