side 蒼 pppppp... 「…るせぇ。」 快適な睡眠の邪魔をする目覚まし時計の音を止め、重い体を起こす。 カーテンを開ければ嫌になりそうなくらいの快晴。 「入学式日和ってやつですかねぇ。」 そう呟いてリビングに向かった。 俺、村上 蒼は今日から高校生になる。