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「あははははっ」



「やばいっ、ツボに入ったっ」



ご飯を食べて、ゆっくりテレビ観賞中ー。



かなりテンションあがってます!



「これさー!…ぅ……ケホッ…」



「…美月?」



「…ハァッ…ぅぅ…」



私は胸を押さえて優羽に倒れこむ。



「っ……ハァ…ハァ…」



「美月!?…発作か!」



やば…い…



苦し…っ…い…



「ゆ…う?ハァ…ハァ……くす…り…とって…」



「大丈夫。落ち着いて、ほら。薬飲もう。な?」



そういって私の背中をさすりながら薬を差し出してくれる優羽。



私は意識がもうろうとしている中、ただ、優羽の指示に従った。



「…ん。…ハァ…ハァ…」



「よしよし、ゆっくり深呼吸して。」



スー…ハー…



…優羽のおかげでだいぶ落ち着きを取り戻す。



そして、少しすると、発作は止まった。



だけどまだ力が入らない。



「ごめん…優羽…。いっつも…」



発作が出るたび、いつも私を看病してくれる優羽。



だから、落ち着くことが出来る。



「美月はあやまる事ないよ。仕方ないだろ、持病なんだからさ。」



「…ごめん…、ありがとーね」



「おう。だいぶ落ち着いたな。大丈夫か?辛かっただろ」



「ん、大丈夫。平気だよ…苦しいけど…だいぶ慣れて来たし…」



「そっか…、慣れって怖いな。」



「うん…。」



ほんと、慣れって怖い。



こんなのが当たり前の体なんて…嫌だな…。