リビングにつくと、優羽が袋を私に渡す。



中身は、優羽のお母さん特性の唐揚げ。



これ、おいしいんだよねー♪



「毎日ありがとー♪よしっ!この唐揚げにふさわしい料理を作らないとね!」



「おう!俺も手伝うよ」



キッチンに並び料理をする二人。



優羽は毎日こうやってなんだかの料理を持ってき、夜ご飯を私と食べる。



そして、料理を作るのも手伝ってくれる。



理想の夫だよねー!



でも、私には真城がいるもん♪



なんやかんや、ギャーギャーいいながら2人でつくるのが、日課。



そして、完成した料理はいつも、上出来!



「配ぜんするから、お皿取ってー」



「ん。どーぞ」



「ありがとっ」



テキパキとお皿に盛りつけをし、食卓に運ぶ。



…ん?優羽浮かない顔してる?



「どーかした?」



「…お前、食欲無いのか?」



あー…私のご飯の量かー…



だいぶ少なめにしたからねー…



「んー…ちょっと…ね。」



「そ…っか。無理だけは絶対にするなよな?」



「うん。」



実際、今日はあんまり体調がよくない。



けど、別に今のところは大したことないし…ね。



「よしゃ!いただきまーす♪」



「どーぞ♪」



優羽が嬉しそうに箸を進める。



「うめぇーー!!やっぱ、美月は料理の才能があるって!」



「えー?優羽が上手いんだよー!」



「いやいやいやっ」



毎日こうやって、夜、1人が寂しくないようにと家に来てくれる優羽。



私、優羽に感謝でいっぱいだよ…



いつかきっと、恩返し出来るといいなっ♪