キーンコーンカーンコーン

キーンコーンカーンコーン




「おっと。昼休みは終わりだねーん♪」


私の声と同時に、みんなおのおのと教室に帰る支度をする。


「ヤバッ!次、八木っちゃんの授業じゃあーん」



「そうだったぁー急がなきゃじゃん」



「罹夢ー!い・そ・い・でぇー」


相変わらずマイペースな罹夢の肩を、ポンポン叩いて『早くっ!』と急かす。


「ちょっと、何やってるの?八木先生に怒られるわよっ!!優、罹夢、早く

しなさいよー!」