「ちょっ…優、落ち着いてよっっ!!」

罹夢の声で慌てて、華恋の肩から手を離す。

「それで、その男の子、私達と同じ学年。つまり、高校2年生。っで、クラスは…隣のB組」

同じ学年…隣のクラス…B組…____________

頭が混乱してきたぁー。

「な、名前はっっ!?」

罹夢の声に、華恋の白い顔からまたまた血の気が引いた。

「竜崎 翔樹(りゅうざき とき)……」

その名前…知ってる。

________入学式の日に、私を助けてくれた人。