『クス…嫌なら帰れば?』



途端に、意地悪モードのシュンに変身した。



「……っ」


『どうすんの?逃げんの?』


「逃げ……ない…」



満足そうに微笑むと、シュンはあたしの背中を押して家に入った。


どうして、帰るって言えないんだろう。

あたし。