_____________



「ねえミユ、このあとサボろうよ。」



「え?…サボるって、そんな」



ミユが少し顔を曇らせる。




なに?



それを望んでたんじゃないの?




僕に近付いてきたくせに。




「いいからっ、行こ?」



__________グイッ



無理矢理ミユの腕をつかんで、教室を出る。




「はるくんとミユ付き合ってたの!?」



「はあ?マジあり得ないんだけど。」




女子の怖い声が聞こえる。




ミユも少し怖がってるようだった。









まあ、優しくしといてやらないとね。




「大丈夫、僕が守ってあげるから。」