コクリ、と頷く神谷心。





「まず、お前は16歳の高校生だ。




それから、多重人格だ。」





心「…たじゅうじんかく?」






意味がわかっていないようで、首をかしげる神谷心。






海「君の身体に、




いろんな魂があるってことだよ。」






海がそういうと、神谷心は





へえ~っと呟いた。





「俺たちは、今まで





その魂の中に、神と名乗る奴が、





その身体の持ち主だと思ってた。」







心「違うよ!俺が神谷心だよ!!」