良く部活仲間に言われることがある。
お前のダンク姿ってジャンプって言うより、空飛んでる感じだよな。
って。そう言われても自分じゃ夢中でよく解らない。
だだ、そう言われると正直悪い気はしない。
身長はある方だけど、俺よりでかいバスケ部員は何人もいる。だから、ダンク狙う時に身長ではなくて脚力で叩き込んでいる。その高さから、姿から飛んでるように見えるのだろう。
別にこだわってはないけれど、ダンクを決めるのは気持ちが良い。あの盛り上がり、高揚感、たまんねぇ!
そして今日、俺はバスケ意外でその高揚感を全身で感じる事が出来たのだ。
嬉しそうに泣き笑いする彼女の可愛さを、それを手に入れた幸せをギュッと噛みしめてベッドに寝転がった。