「……マ…リア?」
少年は少女の顔の輪郭を撫でながら何度も名前を言う。
何も反応しない少女を見て死んだと理解した少年は急に不気味な笑みをこぼした。
「…安心して?必ず…マリアを見つけだすよ…」
「あと…マリアを痛い目に合わせた奴らをずたずたにしてやるから…」
「それまで少し眠るだけ…」
少年は少女の髪を撫でながら、少女に話し掛ける様に言った。
そして、少女に口づけを残した。
「おやすみ…マリア…」
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