「藍!!」
藍を呼ぶと、薄っすら目を開けてオレを見た。
とりあえず、着ていたジャケットを藍に被せた。
「・・・・・・・・課長、コレは・・・・・・どういう事ですか??」
握り拳が震える。
・・・・・・・・・これが、俗に言う『殺意』なのかもしれない。
課長、殺してやりたい。
「何やってんだよ、藤吉ー。 ドア壊したら、みんなに見られちゃうだろ。 本田の裸体」
ヘラヘラと笑う課長。
・・・・・・・・気持ち悪い。
「・・・・・・・・何言ってんだ、コラ。 ・・・・・・引きずり回すぞ」
課長の首を掴む。
上司も部下もない。