「そんな目でみないで…」


シュンとは、3年生になって初めてクラスが一緒になって仲良くなった。

千夏とシュンは元々友達。


千夏と仲良くなて自動的にシュンともよく話すようになった。



「あー…ごめん」


シュンはみんなに好かれてて、シュンの周りにいつも誰かが集まってくる。


あたしも、そのうちの一人ってとこかな。



「俺も手伝おうか?」

そして、悔しいほどに頭がいい。


「ありがとー!」


そして、やさしいんだ。



「明日からジュース楽しみにしてる」

シュンはそう言ってニヤニヤしながら宿題のプリントをごっそり持ってどこかいってしまった。


「…千夏さん…?」


「ん?」


これはもしや…
これはもしや…

「明日から…あたし…また財布の中さみしくなるの…?」


「…そうなりますね」



「いやだぁぁあー!」


あいつにやさしいって言ったの、撤回します!


シュンを信じたあたしが馬鹿だった…!



こうして、約1週間。
シュンにジュースをおごり続けました。