そして響の誕生日プレゼント。



響の好きなブランドの腕時計と、お財布。



うん、ばっちり。



それから……



「完璧」



"南川舞依"と記名した紙。



……………………婚姻届。



「ただいまぁ!」



嘘っ……



帰ってくるの早すぎ!



「舞依、出掛ける支度!」



「えっ?あっ?」



丸めて投げ捨ててあった新品のワンピースがこっちに飛んでくる。



「予約、してくれたんだろ?」



「知って、たの?」



「カレンダーにあれだけでっかく書かれてたら分かるよ」