「せーっかく舞依が昔 彼氏ができたら行きたいって言ってた遊園地のチケットもらったのにー!」
「そこ行ったもん!」
「へぇー……彼氏と」
「………………友達と」
「そうだよねぇ!だって響くん、舞依の初めての彼氏だもんねー」
あぁ……まさか、とは思ってたけど彼氏できたのすら初めてだったんだ。
「もう!うるさいなぁっ!ひーびーきー!早く準備してー!」
あ、やべぇ、歯磨かなきゃ……
あぁもう、なんで寝坊したかなぁ……
急いで支度すると舞依がソファーに座って脚をブラブラさせながら化粧していた。
「準備はやーい」