寝惚けてるな。



俺が舞依を運ぶのは普通として。



舞依が俺を運ぶってなんだよ……



無理だろ、俺そんな軽々しく持ち上げられるほどか弱くないし。



舞依がそこまでムキムキだとは思えないし。



「はいはい、おやすみ」



「んんん」



睡魔と格闘中。



そーんな、高校の授業中じゃあるまいし、寝ればいいのに。



しばらくすると舞依は俺の膝に倒れ込んできて、そのまま寝息をたてはじめた。



あぁ、やばい。



もう1時。



あと二話、寝るのはおそらく3時頃。