じいっと見つめられてなんか恥ずかしい。



「な、なにか?」



「どうしよう、絢斗」



「なに?つか、いつまでも手ぇ掴んでるとセクハラだぞ」



「理想を形にするってあるんだな!」



「「「は?」」」



私も冷たそうな人も、梨絵もアホな声が出た。




「とっ、友達からお願いしますっ……!」



周りの人がこっちを見るくらい大きな声で、言われた。



「え、」



頭下げられてるけど……



梨絵に助けを求めるとにっこり笑って頷かれた。



「あ、あ……お、お願いします……?」