うわっ、今度は拗ねはじめた……



幼稚園児か、まったく……



受付の看護師さんに すいません、ありがとうございました、と頭を下げて病院から響を引っ張って出た。



「もう……早く帰って響の手料理食べようよ」



「もー怒ったからな、舞依には俺の手料理一口しか……て、は?」



さりげなーく名前を呼んだの、気づいたかな?



「舞依様!もう一回言ってください!」



「やーだよっ、響のばーか」



「……っも~!舞依好き!やばいすごい好き!」



うわぁぁぁ……



そんな頭にほっぺスリスリされても……