私の胸に倒れこんできた響。 揺すってみるけど反応してくれない。 「響っやだ響っ!」 きゅっ、救急車……やっぱり早く呼んでおくべきだったんだ…… 血まみれの震える手でケータイを操作して電話をかける。 いっ、119だよね? 急いで救急車を呼んだ。 すぐに来てくれた救急隊員の人に響は連れていかれた。 私も救急車に乗せてもらって病院に行った。