そしていつものように時間は過ぎていき、昼休みになった。
「心瑠ー、パン買いに行こー!」
結季ちゃんが私を呼ぶ。
今日のお昼ご飯は購買のパンを買うんだ。
「うん!」
お財布を持って食堂に向かう。
「早く行こう!美味しいやつなくなっちゃう!」
「うん、そうだね!」
私と結季ちゃんは廊下を駆け抜けた。
でも……。
「結季ちゃん速いよ~……待って~……」
「もう!心瑠遅い!先に行くよ?」
「うぅ……っ」
運動音痴ツライ。
もう私、音痴ばっかりじゃん。
結季ちゃんは私を置いて先に走っていってしまった。
「結季ちゃん~~っ」
もう、おいていくなんて酷い!
頑張って追いつかないと……!