次の日の朝
酷く晴れてた
清々しい朝のはずのにモヤモヤして
たまらなかった

気のせいだろうと、支度をして
学校へと足を進める
教室につくと円状に人だかりが
出来ていてその真ん中には
あの篠崎麗華が泣いていた。

私が入ってきたことに気付いた
一人の生徒が「うわ。来たぞ」と言った

それを合図に皆が一斉に振り向く
何事かと状況を把握できてないのは
私だけのようで。ただ一つだけ
わかったのは、篠崎麗華の涙に
私が関係しているということ

呆然と立つ私の前に以前まで
篠崎麗華とよくいた女子Aがたつ
名前?一々覚えてないよ。
そして息を吸ったかと思えば
一瞬の出来事で気付けば左頬が
ジンジンして熱くなっていた

「あんた最低!」と言葉と共に

未だ状況はわからなく
もう一人の女子BがAの隣に立つ
そして放った言葉
「よくも麗華の好きな人とったわね!
地味子の分際で生意気なのよ!」

理解不能、思考停止。
「篠崎さんの好きな人と言いますと?」
いや知らない。本気で知らない
てかむしろいたの?みたいな

そんな私にAが言葉を放つ
それを理解するのに時間はかからなかった