しまった・・・と思った時にはすでに遅かった。

「バキッ」という音と共にグンジの腹に思いっきり蹴りが飛んだ。

グンジは何が起きたのか
一瞬わからなかったが、
明らかにやられている事に憎悪を燃やした。

グンジはすぐさま立ち上がると、助走をつけて理理子の兄めがけて飛び蹴りをかました。

兄は身軽にそれをかわすと後ろにまわりこんでグンジの髪を思いっきり掴むとそのまま後ろに倒した。

兄はグンジの顔面を思いっきり蹴り飛ばし、グンジの口からは血が溢れ出した。