「なんか……スゲーな。」




翔太がジーッと見てくる。




「引いた……よね?」




「別に。ただ、エロいなーとは思うけど。」




「なっ…!」



側に置いてあったクッションを翔太に向かって思い切り投げた。




「バカ、怒んなよって!」




「だって私は真面目なのに、からかうんだもん……」




「それだ!」




翔太が思い付いたように言う。
訳がわからなくてきょとんとしていると、翔太が急に耳元で囁いた。





「悪い女になれ。」