男たち二人はほろ酔いで上機嫌、いつの間にかすっかり仲良くなって莉紗の存在はお構いなしに盛り上がっていた。





「はいはーい、二人とも飲み過ぎ!もう遅いし、今日はこの辺でお開きにしよ?」





翔太は名残惜しそうだ。




「涼さん、また二人で飲みましょーね。」




「うん。いつでも歓迎だよ。」









翔太を下まで送ってから、部屋に戻るとすぐに涼に抱きしめられた。




「わ…どうしたの…?」




「俺少し嫉妬したよ。莉紗の知らない顔見てさ…」




意外な涼の言葉に驚いた。




「でも翔太はただの幼なじみだよ…?」




「そ、だな。いい奴で安心した。」







ほんの少しでも嫉妬してくれたなんて、嬉しくてギュッと抱き締め返した。