そしてその日ーーーーー
涼のマンションに集合した。






「紹介するね。こちらは幼なじみの牧野翔太くん。で、こちらはお兄ちゃんの涼さん。」






「初めまして。いや、正直びっくりするくらい美形なお兄さんですね!莉紗が自慢するのもわかります。」





翔太の反応に涼は少し照れているようだ。





「そんな大袈裟な…。翔太くんは莉紗の小さい頃を知ってるんだよね?羨ましいよ。」





「知ってますけど、今とぜーんぜん変わんないっすよ。」




翔太の言い方に莉紗は膨れっ面をしてみせた。





「変わったよ!大人になったもん!」





翔太は莉紗の頬をつつくと、呆れたように言った。




「そーいうとこが成長してねーの。」