「私のせいでこんな事になっちゃった・・・。本当にゴメンね、棗・・・。」

「何でお前が謝るんだ?俺はしたくてやったわけだし?」

夕方帰ってくると、芽依が泣きながら抱きついてきた。

あれはマジで可愛かったなぁ・・・。

「でもっ、私のせいで夏美さんにも迷惑かけちゃった・・・。」

「大丈夫だって。もし、今度こーゆう事があったら・・・。必ず守ってやるから。俺がお前を守ってやるから・・・。」

俺は、泣きそうな芽依を抱きしめた。

小さい体で耐えてきたんだろうと思った。

だから俺は、コイツがもう泣かなくてもいいように。

守りたい。全てをかけて君を守りたい・・・。