「嘘つく時、棗って必ず目が泳ぐから。」

「13年も離れてたのに、よく覚えてるなぁ・・・。」

「だって!!」

そう言ったきり、芽依は黙り込んでしまった。

「まぁ、保健室行くぞ。」

「あ、うん・・・。」


俺は知らなかった。この時、芽依の顔面にボールを当てた女が見ていた事に・・・。