「なんだ~」


「やっぱり教える気ないのね」


2人はつまらなそうな顔をする。


「まぁ、教えてくれるまで待ってるのもいいんじゃない?」


私が2人にそうやって言うと、2人はじーっと私のことを見つめた。


「な、何……!?」


その意味あり気な視線にビックリして聞き返すと咲は


「なぁんか、怪しいわよねぇ

普通弱み握られてるならもう少し嫌っててもいいはずなのに~?」


「沢村さん、ちょっと高村に優しいよね~」


2人は私の顔をニヤニヤしながら見ている。

何なの、このコンビネーションはっ!!


「沢村さん~高村の事好きとかないの?」