いつもの俺様がさらに俺様になっているように感じる。


「飯は?」


「どうせ言われると思って買ってきた。

はい、チョコパンとコロッケパン」


「食わせろ。」


やっぱり、あの言葉本気だったんだ……。

ていうか、本当に私が食べさせなきゃいけないわけ?

パンなのに?

あり得ないでしょ。


しぶしぶパンの袋を開け、コロッケパンを高村の口元に持っていく。


そうやってあげるには、自然と距離が近くなってしまうわけで


パクっと高村がパンを食べた時、

一瞬昨日の事を思い出して恥ずかしくなってしまった。