昨日は気にしなくていいとか言ったくせに!


だけど、今回がばかりは言い返せず

私は高村の指示に従うことにした。


「高村く~んノート私がとるよ~」


「ズル~い。私の貸してあげる」


これって私、必要ないんじゃ。

怪我した高村に群がる女子達を見て、そう思ったけれど


「いいんだ。沢村さんが

どうしてもやりたいって言うから」


″どうしても”?

そんな事言ってないっ!!!


結果、私は女子の集団に睨まれた。


「まぁ、沢村さんが怪我させたもんだしねぇ~」