今回はもう謝るしか出来ない。

完全に悪いのはわたしなんだから。


ねんざか……。

包帯をグルグル巻きにされている高村の腕を見て

本当にごめんと謝る。

しかも厄介なのは高村の利き手だったということ。


これじゃあ、ペンとか持てないんじゃ……

そう思っていると、高村は言った。


「今日から、腕が治るまで

お前は付きっきりで俺の世話をしろ

ノートも飯食う時も全部」


えっ!!


「そ、そんな……

いつもパンなんだから食べる時は左手で食べれるでしょ!?」


「ふぅん。お前のせいでこうなったのに

そんな事言うんだ」


ひどいッ……!