眩しい木漏れ日

避けるために

手をかざせば

温かいものを

感じた

雲のように

消えてしまった

彼女の温もりに

似ていた

ソレが愛おしい

今思えば彼女は

森のような

空のような

雲のような

僕を包む存在だった

失って気付いた

寂しさを

埋めるものは

何もなくて

呼吸すらも

ままならない

苦しい胸を

押さえ付けて

彼女を想う