オンボロで

はしりだす度

悲鳴をあげる

その悲痛の

叫びが

僕を刺激し

加速させる

でこぼこ道を

走ると

今にも

壊れそうな顔で

僕を見る

うろたえるんじゃない

自信を持てば

まだまだ走れる

気を抜くな

叫べるうちはまだ

大丈夫

このスピードで

壊れるようなら

僕はお前の

ために死ぬ

おそれなくていい

お前は僕を

信じていれば

大丈夫

400ccで駆け

1000ccを抜く

その快楽を

忘れることはない

お前は最高の

パートナー