当然のように

毎日は流れ

朝と夜を迎えた

当然だと思っていた

だけどそれ現実が

当然ではないと

気付いたんだ

命が終わる

それはいつかのことで

自分には当分

関係のないこと

いつからか

そんな勘違いを

していた

夜明けが遠いんだ

朝になるまで

誰もいない

なのに身体は…

力を抜くことと

力がはいらないことは

決定的に違う

動けないのではなく

動かせない恐怖

涙もひいてしまうほど

諦めにも似た悟りは

ただただ

僕に命の

終わりを告げた

だけど僕はまだ

生きている

灯のようにきっと

ちいさくなっている

命をどうつかうのか

それはきっと

僕自身が決めること