ある日

神は言った

君の夢を奪うと

何度寝ても

真っ暗なままで

いつしか睡眠は

恐怖へと変わった

神を呪った

何故

ぼくをこんな目に。

またしばらくして

神は現れた

ぼくを見て嘲笑い

すぐに消えた

触れることすら出来ぬ

神の前で

ぼくは無力さに泣いた

もう一度

夢で逢いたい

大切な人がいる

もう会うことは

叶わない

大切な大切な

あいした人

夢で逢えたら

それだけでいい

それだけでいいのに

神はぼくを

孤独にさせる