ーー翌日ーーーー 「ふぁ〜あ」 眠ぃ。朝嫌い。 「おはようございます、鈴木先生。」 「おはよう、三浦さん。」 目を擦りながら、先生と女子生徒の会話を遠くで見ていた。 「優しくて真面目な先生。」と、この学校の女子生徒の全員と言っていいほどの人数が先生の事を好きだと思う。もちろん男子生徒も。 その「好き」が恋心という人もしばしば。