「あぁ、うん」


チャプンと湯船に入って来た。


「……」


「……」


…何も話すことがない……


「た、橘くん…は……わたしの…事、好き、なんですか…?」


は?


「え、えっと…その……橘くんの口から、聞きたいなぁ…と…「好きだよ」」


俺は後ろを向いている夏井さんを抱き締めながら言った。