花菜side

その日は突然やってきた。
今まで普通に生徒と教師でやってきたのに、その日いや、その夢を境に私が先生を思う気持ちは『恋心』へと変わっていった。

私の名前は佐藤 花菜、某中学校に通う3年生。
私が今思いを寄せているのが目の前にいる
河原 淳、25歳英語科…
優しくて、賢くて、かっこよくて、誰もが認めるこの人は、私の大好きな人。

私が先生に好意を抱いたのは9月。
私はある夢を見た。社会のテストをする夢だ。
その夢になぜが先生が出てきた。
そして、先生は
「よく頑張ったな!」
と、頭をなでてギュッと抱きしめてくれた。
そんな夢だ。
私はなぜかその夢がきっかけで先生が気になり始めた。