「ひかるに聞いて欲しいことがあるんだ よ! 今から行くから!今家だよな!?」 「そうだけどどうしたの?」 「なら行くから!また後でな!」 ー私の問いには何一つ答えず、 乾いた音とともに通話が終了した。 通話時間43秒の表示をため息をつきながら消し、 壁にかけてあるパーカーを肩からかける。