そう言って私は愛と別れ

自席へ戻った。

「あ~ぁ」

どっか行っちゃったみたい。

ハァー……

『どうしたの?』

「別に何でもn……って、えぇ!?」

俯いていた顔を上げた

先に居たのは………

「たたっ、太陽くん!?」

人気者の、アノ人だった。

「なな、なんで?!」

ずっと見てた人が目の前に

現われたんだから私は

もちろん、パニックになった。
『何でって、

決まってるじゃん。

宇野さんが溜め息なんか

ついてるからでしょ?』

宇野さんって面白いねって

笑うたびに私は、

なんだかドキドキと

胸が、苦しくなるの。

キミ、気付いてないでしょ?

君のせいで

私、今とても顔が

真っ赤。

だって君が真っ赤だよ?

って笑うんだもん。

だから、私が

真っ赤なのは

君のせいだ。
「バーカ」

って小さく

呟いてみる。

でも、君には

届いたのだろうか?

だから君は

笑いかけたんだろうか?

名前通り

“太陽”みたいに。








∴°~;°•:*∴':°∴~*∴

「な……なん、で………?」
家に着いた時、

『あ、お帰りなさ~い』

「……………ひゃぇっ!!?」

私が見た人物は

「た、いようくん?」

ん~?って

当たり前の様に

返事をするキミだった。

「な……なん、で………?」

『………?

あ、もしかして聞いてない?』

「な、なにを…?」

ガチャ「あ、葵ごめ~ん」

「あっ、楓っ!!どういうコト!?」

「いや、太陽は知ってるよね?

太陽、今日泊まる約束

してたんだよ」

言うの忘れてたと楓が笑う

そういえば、楓と太陽くんって

親友とか言ってたっけ?

『お邪魔するね?』

「う、うん……」

どうしよう。

緊張してまともに顔が見れないよ…

「きょ、今日は、ご飯先食べてて」

「え、何で?いつも一緒に

食べてんじゃん!」

「いいでしょ!?別に!」

あっ……やってしまった。

太陽君驚いてる………

恥ずかしくなって、

私は自室へ走った。

バタン「八ァ-----」

どうしよう?!

またやっちゃったぁ((泣
ベッドへと

身体をダイブさせる。

あ--あ。どうしよう?

悩みに悩んだ挙げ句

私は寝てしまった。

→↑←↓→↑←↓→↑←↓→↑←↓→↑←

「んぅ~…今何時?」

時計を見ると20:30

家に着いた時刻は

18:57ぐらいだったから………

んあ!?2時間半も寝てしまった。

「ご飯食べたい…」

自室から出て歩いてたら

『あ』

「あっ………太陽君。

さっきはゴメンなさい」


『別にイイよ?………も』

「へ?」

『…でも、

何で僕をさけてるの?』

「えっ?いや、そのっ」

きっと、パニックになって

いたんだろう。

だって、そうじゃなきゃ

言うはずがない。

「好き………だから」

なんて。

「あっ!!いや!今のは別にっっ」

『……か』

「…………え?」

『……ばぁか』

「…はい!?」

『…………』

ドンッ「いたっっ」




な、何なの!?この状況!!

何で壁にくっついてるの?

何で目の前に太陽君がいるの?

しかも、横に手があるから

動こうにも動けないしっ!?
動こうにも動けず、

太陽君をジッと

見つめてみる。

『……恥ずかしいから

そんなに見ないで////』

「っ/////ごめん?!」

ってか、

「………ね、ねぇ

………馬鹿って何?」

あぁ、話そらしちゃった。

太陽君、もうドキドキさせ

ないでよ。せっかく隠してたのに。

『………ら、

だから、バカ

なんだよ』

「え、えっっ!?」

どういう意味!?

「えと、つまり……?」

『俺のセリフ取らないでよ』

「??どういうコト………?」

『あぁもう!!だ一か一ら!

………好きなんだってば!!!!!』

「!!??!?!?!?!?!!」

「え、えと、

私も、大好k……!?」

「…っっ!!」

キ、キスされた!?!?!?

『これで、やっと

俺のモンだよね?』

「////////!?!?」

『大好き…』

「わ、私も////!!」





「あの、そろそろイイ?」

「あ!!!か、楓!?!?

////い、今の見てた!?」

「ん?バッチリ^^」

「キ…………」

「『キ?』」

「キャ~~~~~~~~!!!!!!!」

思わず、叫んでしまった。

「良かったな。太陽」

『うん!!^^』

「え、え何?何なの!?」

『実は結構前から

………好きなんだよね~』

「!?!!!?!?!?!?」

/////////嘘でしょ!?!?

気付かなかった////////

『………ねぇ』

「八ッ、はいぃぃ!!?」

しまった!意識しすぎちゃった///

恥ずかしい///////

クスッ『俺のドコが好き?』

「!!!!?!?えっと………





君の笑顔/////」
the end....